「赤ちゃん」とは乳児のことをよく言いますね。
これは全身毛細血管がはりめぐらされて赤くなる健康の代名詞のような言葉です。
健康そのものの子供の体温は通常は高いものです。
生命活動とはある意味熱エネルギーの塊みたいなものです。
死ぬと冷たくなるのはみなさんご存じだとは思いますが体温が高いまま病気で死ぬ人はほとんどいないと思います。
生きる=熱と言えるでしょうね。
そんな中最近の子供の基礎体温が低いとよく話題にあがります。
35度台の子供もいるとのことです。
基礎体温が低いことがそんなに悪いことなのでしょうか?
私たちの体のたんぱく質は42度で崩壊します、34度で機能が停止します。
このわずかな温度の範囲内でたんぱく質が活躍して生命維持をしています。
そのたんぱく質を基質にしエネルギー代謝しているのが酵素です。
これらたんぱく質や酵素の活動できる最適の温度は36.5度です。
その他例えば免疫細胞、言わずと知れた我々の体を守ってくれる細胞です。
免疫細胞は通常の状態で36.5度から36.8度の間が最も活発になります。
そして緊急時にはさらに温度を上げて免疫力をあげます。
38.5度が最も最強の免疫力になります。
しかし西洋医学は熱を良しとせずにすぐに解熱剤を使って熱を下げようとします。
40度くらいになると脳細胞が壊れないように頭を冷やすことも必要ですが基本体の芯は冷えていますのでお腹は温めましょう。
人間の体はとても良くできています。免疫は必要だから体の熱をあげています。
それを医学はすぐに下げようとします。それでも最近の医学でも解熱剤を使いたがらないお医者さんがふえてきていることは喜ばしいことだと思います。
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逆に体温が低いとどうなるか
34.0度でたんぱく質の活動が停止します。
がん細胞の最も活発の温度は35度台です。逆に免疫細胞は35度台ではその活動力は30%落ちると言われています。
つまりがん細胞の土俵の上にいるというわけです。
本来基礎体温が高くて元気一杯の子供の基礎体温が低くなるということは子供もすでにガンや病気になりやすいということです。
ちょっと考えたくない事態にいよいよなってきましたね。
冷えって何?
昔から「冷えは万病のもと」とはよく言ったもので昔の人はよく分かっていたんですね。
昔より今のほうが科学は発達しましたが人間としての重要な判断力や物事の本質を見極める力は現代人は著しく低下し退化しています。
便利になると使わない機能が増えるので人間どんどん退化していきます。
話をもとに戻すと
冷えと言っても色々な状態があります。
1 下半身より上半身が温かい状態
いくら暑くても上半身より下半身のほうが冷えていればそれは冷えになります。
当然夏にも起こる症状で特に冷房による冷えがこれにあてはまります。
2 冬の冷え
冬の寒さからくる冷えの他に暖房による上半身が温かくなるためにおこる冷えです。
3 冷えのぼせ
興奮状態で頭に血が昇った状態や更年期障害などにある顔だけほてった状態、これが「冷えのぼせ」といわれる状態です。
4 食べ物からくる冷え
果物や生野菜は一般的に体を冷やす作用があります。
食べ物には陽性食品と陰性食品とがあり陰性食品を好んで食べ過ぎた結果による冷えもあります。
5 薬による冷え
抗がん剤をはじめ薬は体を冷やす作用があります。したがって当然薬を飲み続けたり飲みすぎは体を冷やすため良くありません。
体温を維持するには?
北海道では冬の前に牛や馬の排せつ物が堆肥場に積み上げられます。
北海道の冬は寒く零下20度以下になることもしばしばありますが。
堆肥場に入れば堆肥が微生物による発酵熱により暖かくなり堆肥場がとても暖かくなります。
これと同じことが私たちの体のなかでも行われていて、私たちの腸内微生物が行う様々な生命活動が発酵熱を生み出し36.5度の体温を保ちます。
つまりいかに腸内細菌が住みやすく、活動しやすい腸内環境を作ることが冷え対策になります。。
それはお腹を暖め、発酵食品を食べることです。
しかも日本人には日本の発酵食品を取るほうが日本人には合うということです。
お腹を大切にしましょう。