体には様々なツボが全身にはりめぐらされています。
ツボは経絡上にあります。経絡とは簡単にいうと「気・血・水」を全身に運ぶ通路です。
経絡の走行は「内外を貫いて、上下を通す。」と言われており、簡単にいうと頭の先から指先まで体表・内臓まで隅々まで繋がっているということですね。
その経絡上にツボがあり経絡は線路、ツボはその上にある駅のような存在です。
経絡は血や栄養以外に病気も運んでしまいます。それで内臓が不調になるとその症状はツボに痛みとして表れてしまいます。良くツボを押して痛いとかありますね。
それはそこに関連している内臓不調を表しています。
逆に言うとツボを刺激することは内臓の状態を上げることにつながります。
ツボに限らず体の様々な痛みは内臓不調が遠因にあります。
西洋医学では関連つけることができないためそう思わない
人が多いが何もしていない痛みがあるなんて不思議ですよね。
内臓が不調だからです。
では、お家で簡単に実践、実感できるツボについて紹介していきたいと思います。
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頭痛のツボ
頭部全体の痛み
百会・・・頭のてっぺん、両耳と鼻の延長線上が交わる点で頭にエネルギーをいれるのに良いツボです。
やさしくマッサージしましょう。
風池・・・首の後ろ側にある筋肉の外側で髪の生え際を押します。親指で強めに20~30秒押しますが首は気持ち悪くなる時があるので気を付けましょう。
天柱・・・風池からさらに指1本分外側にポイントをとります。押し方は親指で20~30秒強めに押しますが気持ち悪くならないように気をつけましょう。
頭頂部の痛み
唖門・・・天柱のツボの真ん中あたりのツボになります。ここをやさしく親指で20~30秒マッサージしてください。
頭頂部の痛みは女性に多く、肝臓由来の痛みが多いと考えられます。
女性ホルモン由来の症状と肝臓は切っても切れない間柄なので女性ホルモン由来が考えられます。
前頭部の痛み
陽白・・・目の中心から眉毛の真ん中を通り眉毛の上縁から指1本分上にあるくぼみです。中指で20~30秒指を回すように押しましょう。
前頭部は副鼻腔の炎症や咽頭部あたりが冷えているときにも痛む場合があります。
偏頭痛の痛み
ひどい片頭痛となるとなかなかよくならない場合が多いです。
徹底的に体を温めて睡眠を取ると良くなる場合があります。
少なくとも嘔吐が多い場合は体の冷えがありますので温めることが必要です。
体のツボ
肩こりのツボ
肩井・・・首を下にまげて一番出っ張る首の骨と肩の先端を結んだ真ん中にあるツボを親指で強く押しましょう。
合谷・・・手の甲側にあります。親指と人差し指の付け根あたりを親指と人差し指で2~3分よく揉んでください。
腰痛のツボ
大腸愈・・・背骨のウエストラインの高さから指2本分左右に外側の
腎兪・・・大腸愈から指3本分上にあります。
志室・・・腎兪から指2本分外側
腰は届きませんので他の方に押してもらってください。
女性の腰痛はホルモンが関係していることが多く三陰交などのツボがありますが、足湯などで内くるぶしから指4本分くらい上を温めましょう。
またへそから下をよく温めましょうね。
腰痛は胃腸の不調などでもなります。食べ過ぎには注意しましょう。
膝痛のツボ
内膝眼・・・膝の皿のすぐ下の内側にあるくぼみを親指で1~2分強めに押しましょう。
外膝眼・・・膝の皿のすぐ下の外側にあるくぼみを親指で強めに1~2分押しましょう。
湧泉・・・足の裏にあり足の指を内側に曲げたときに
足の裏のくぼんだところを強く1~2分押しましょう。
足湯は最高?
ツボは体中にありますが自分では触れないところが多いですね。しかし足の裏にも様々な内臓の反射区があるのは有名ですね。
ですから足の裏を揉んだり足湯で足の裏を温めるのも大変体にいいことなのです。ぜひツボを刺激するとともに足湯などを始めましょう。
また手が届くところならばせんねん灸などもおすすめです。
ぜひお試しください。