「少しでも家事が楽にできればいいなぁ。
と思っている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?世の中には、そういった忙しい人のために、あれやこれやと時短アイデアグッズが生み出されています。
私もいろいろな便利グッズを購入しては試しています。確かにそれらのグッズは、その作業時間を短縮させてくれるのですが、正直、1日の生活はさほど変わってないような気がします。
特に家事には終わりがありません。今日も明日も明後日も、毎日続いていくのです。本当の時短家事とは、目先の作業の時間短縮だけではなく、トータル的にみた時間短縮、そして精神的負担を軽減することではないかと思います。
このように、私はは、劇的な家事の時短を試みるには、長い時間軸で見た時短の実践が鍵を握るのではないかと思うようになりました。長い時間軸で見るというのは、言い換えれば、生活習慣を変えるということです。
3人の子どもを持つ母、なんちゃって在宅ワーカー、小・中学校の保護者ボランティア常連の私も、人並みに時間に追われる日々を送っています。先日、一緒にお茶をしたママ友に、「どうやって時間を作ってるの?」と聞かれました。彼女は、私が家事をきちんとやっていないのではと疑っていました。もちろん、家事やってますよ!
ママ友にこっそり教えた私の時短家事のコツ、よかったら参考にしてみてください。実は、とっても地味で簡単、誰でもすぐに始められる方法なのです。
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①大雑把週間予定でルーティン化!
何をやっても三日坊主の意志の弱い私が、ある時、こんな私でも毎日続けられているものがあることに気付きました。それは、何だと思いますか?
それは、毎朝決められた種類のゴミを出すこと。きっとみなさんもやっていらっしゃることですよね。私はここに、「やるべきこと」を手際よく確実にこなすコツを発見したのです。
毎日のタスクを曜日ごとに決め習慣化する。誰にも管理されていない主婦の私は、自分自身で自分を管理するしかありません。面倒なことでもルーティン化してしまえば、精神的負担もあまりなく、継続させられるものです。
そして、下に紹介するように、大雑把に家事週間予定表を作りました。ちなみに、月曜だから「ゲ」ンカンの掃除、とか「火」曜だから台所、というように語呂合わせで予定を作ったのでしっかり覚えられます。
また、定期的な外出の用事に合わせて、帰り道に買い出しをするなど、動きが最小限になるようにしています。
<週間予定の例>
月 玄関の掃除
火 台所周辺掃除/買い出し
水 水回り・風呂掃除
木 リビング掃除
金 寝室・書斎/買い出し
土 子ども部屋(子どもたちにさせる)
日 リラックス
あっという間に過ぎていく1週間。週間予定を作っていない頃は、気が付けば排水口が詰まっていた、とかガス台が油でギトギトになっていた、ということがよくありました。そうなってからの作業はとても気が重く、やる気も失せてしまいます。
週間予定を立てた今は、無駄なく、そして滞ることなく家事を終わらせることができ、面倒な故障やトラブルも少なくなりました。例え予定通りに行かなくても、できていないことが明確なので、余裕のある別の日で補うなど、修正も簡単です。
②ついで&ちょこっと作業
さらに長い目で見た時短家事のために、私は「ついで&ちょこっと作業」を行うようにしています。これは何かをしているついでに、次の作業日のためにちょっとずつやっておく、というものです。
例えば、料理で言うと、野菜を切ったなら、ついでに残りの野菜もカットして保存袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。翌日の料理はこの野菜を使ってできるので作業が1工程カットできます。
また、お風呂から上がる時には、窓をひと拭きしてから出る、排水口に溜まっている髪の毛をとるなど、気になるところをちょこっときれいにします。トイレやレンジ周りも然り。使い捨てのペーパークリーナーを近くに置いておき、ついでのちょこちょこ掃除を心掛けています。
1週間に一度、しっかり掃除をする予定にしているので、日々のついでのちょこちょこ作業で、作業日の作業も随分楽になります。
③設定時間オーバーなしでダラダラご法度!
3つ目の方法は、タスク一つひとつの時間をしっかり管理すること。1日はあっという間に過ぎていきます。つい目に留まったテレビ番組をダラダラと見てしまった、あるいは、掃除を始めたらつい夢中になって予定以上に時間を費やしてしまった、なんてこともよくあることです。
突発的なあるいは予定外の行動は他のタスクに影響を与えます。絶対に必要な緊急事態でない限りは、一つのタスクに対してあらかじめ設定した時間をオーバーしないようにすることがポイントです。
1日のスケジュールをきっちり立てると少し窮屈に感じますが、一つひとつのタスクにかける時間を決めて、1日の中で調整しながら柔軟に作業をすると、無理なく消化できます。
また制限時間をもつことで、時間内に終わらせるように作業の内容やスピードも合わせることができ、作業の効率も上がります。
④家族の協力
家事の時短に家族の協力は不可欠です。と言っても、掃除や洗濯を代わりにやってもらうということではありません。ほんの些細なことでの協力です。
私が家族にお願いしているのは、食後の食べ終わったお皿を流し台まで運んでもらうこと、流し台に置く時に、種類別にして置いてもらうこと。洗濯かごに衣服を入れる時は、「色物
、「汚れのひどい物
、「その他
に分けていれてもらったり、靴下を裏返しにして脱がないようする、などなど。
これらをしてもらうだけで作業時間も大幅にカットできます。また、子どもたちにとっても、人の気持ちを考えて行動するという学びになっています。
私たちは生きていくうえで、常に誰かのお世話になっています。子どもたちには、見えないところで作業をしてくださっている人がいるということに気付く目を持ち、そういうことに感謝できるような人になってくれたらいいなと思っています。(そして母の苦労にも気付いてほしい~!)
⑤休息日を忘れずに!
一週間のうちの1日は休息日として確保することも大切です。休息日を設けることはには二つの意味があります。
一つは6日間しっかり頑張った後のご褒美として。たっぷり休んで翌週のためのエネルギーチャージの時間です。もう一つは、うまくできなかったことのフォローアップの日として。翌週に持ち越さないための予備日として活用します。
山のように積まれたアイロン台の上の衣服、これ以上散らかしようのないくらい汚い部屋、こうなってしまうと逃げ出したくなりますよね。少しずつ消化しているとそれほどの負担にならない家事も、溜めてしまうと苦痛の何物でもありません。
急な予定などで消化できないタスクがあったとしても、休息日でキャッチアップできるので安心です。長い目で見ると、この休息こそが、時短家事の成果に大きく影響すると言っても過言ではないでしょう。
上手に時間を使って価値のある時間を生み出しましょう。
人が何かを継続させるときの妨げになる大きなものの一つに「精神的負担」があります。時短家事を試みる時は、この精神的負担をいかに軽減できるかが成功の鍵を握ります。
毎日の生活がある限り、家事は発生します。立ち止まってしまえば溜まってしまいます。毎日、無理のない予定で自分自身をしっかり管理し、楽をしながら確実にこなせていけるといいですね。
家事のようなゴールの見えない仕事のいちばんの「時短」は、カメのようにコツコツとコンスタントに行うことでしょう。ウサギになっても疲れてしまうだけですし、目が覚めた後の山積みになったタスクを見るのも恐ろしいものです。
毎日少しずつ継続する家事が、作業の効率を上げ、ご褒美の「大切な時間」を与えてくれることでしょう。時は金なり。誰にでも平等に与えられる時間、その使い方はあなたの工夫次第です。