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夏が近づくとテレビを見ていると熱中症のニュースを良く見るようになります。

ここ数年で熱中症で病院に搬送される人の数はどんどん多くなりつつあります。
ひと昔前には日射病という言葉はありましたが熱中症という言葉はここ最近よく耳にするようになりました。

熱中症とは簡単にいうと暑さに適応できずに起こる様々な症状の総称のことを言います。

症状はめまい、頭痛、はきけ、強い眠気、気分が悪くなる、異常に汗がでる、体温の急激な上昇などの症状があります。
深刻な場合脱水症状により多臓器不全に陥り最悪の場合死に至ります。

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何で熱中症になるのか?

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熱中症の原因はいくつかあると思います。
一つは地球の温暖化という環境問題です。
ひと昔前までは真夏に30度を超えることはあるにはありましたが今のように35度とか午前中に軽く30度を超えたりするようなことはありませんでした。

明らかに昔より暑い夏になっています。
そしてそれに人間が対応できてないというのはあると思います。

熱中症の患者は大体毎年約4万~6万人で大体その半数は65歳以上の方になります。
これは高齢者の方は体力がないから、暑さを感じにくくなっているからと言われています。

本当にそうでしょうか?
いくらなんでも年をとったからといって寒さ、暑さがわかりにくいということはないと思います。

お年寄りに失礼すぎると思います。

熱中症患者が増えたからと言って日本人全員が熱中症になるわけではありません。

やはりなりやすい人となりにくい人がいるわけです。
元々暑さに弱い人がいますがだからといって熱中症になるわけではありません。

ではどんな人がなるのでしょうか?
熱中症の症状をみるとめまい、頭痛、吐き気などがあります。これは冷えのぼせの症状と同じです。

強烈な睡魔なども雪山で遭難した人がよく眠くなりますね。それと同じです。
つまり体が低体温になりすぎるとでる症状ですね。
異常な程に汗がでるのも体温を下げようとする反応の面と体内の水分をだして冷えをとろうとする反応の両方とも言えます。

体温が急上昇するのも風邪をひいて高熱が出たときに似ています。
高熱が出たとき熱があるからといってプールに入ったり、裸になればどうなるかはお判りでしょう。

そもそも熱があるときは寒気がします。体の芯が冷えているということです。温かい布団に寝て汗をかいて熱をさげますね、このときは水枕で頭を冷やし体は温めます。

このときの汗は熱を下げるというより余分な水分を体からだして冷えをとるという作用のほうが強いと思います。

つまりなにが言いたいかといいますと頭寒足熱ということです。

冷えのぼせなども頭寒足熱が反対になった状態です。
健康の人は下半身のほうが上半身より温かいのです。

ここでひとつ注意してほしいのはどんなに下半身が温かくても上半身より冷えていればそれは冷えということになります。

下半身が上半身より冷えている人は健康体とはいえない人です。

残念ながら冷えからくるほてりを暑いと勘違いして冷えていないと思って冷えを自覚してない人がかなりいます。

人間は歳をとり死が近づいてくると体温が低くなります。
死は冷たくなるということですから当然といえば当然ですが。

足が冷えて体力の下がった老人が急激な温度上昇についていけず熱中症にかかりやすいと思います。つまり冷えている、特に下半身が冷えているということです。

若者や子供でも頭寒足熱になっていない半病人が暑さに順応できずに熱中症になりやすいのです。

最近は小学生が低体温の子が多いのも問題だと思います。

なぜ頭寒足熱にならないのか?

大きくわけて3つあると思います

1 食べ物が悪い・・今の食べ物は栄養価は高いかもしれませんが地産地消には程遠く、命のない食べ物ばかりなので本当の意味の正常の熱バランスが保てる食べ物が少ないからです。おいしく、きれいな食べ物は薬まみれで人間の体を徐々にむしばんでいます。

2 冷房にあたりすぎ・・文明が発達したおかげでクーラーなど快適グッズが多すぎて汗をかかないといけない季節にクーラーで足元を冷やしすぎる上に必要以上に水分を摂りすぎています。最近夏場に冬場におこすような脳疾患などが増えています。夏はやはりダラダラ汗をかきまくったほうがいいでしょう。

3 便利な乗り物が増えて体を動かなさすぎといえます。

熱中症にならないようにするには

1 普段から下半身やお腹を温めましょう。

2 手作りでその季節の旬のものを食べましょう。

3 普段から下半身に筋肉をつけましょう。

4 クーラーは程々にして体に適度なストレスをあたえましょう。