
「スマホの空き容量を増やしたいけれど、大切な写真まで間違って消してしまいそうで怖い…」
Files by Googleの利用を検討する際、このような不安を抱く方は少なくありません。「危険性」と検索すると様々な情報が出てきますが、ユーザーが最も恐れているのは「意図しないデータ消失」ではないでしょうか。
まず結論からお伝えすると、Files by GoogleはGoogle公式アプリであり、ウイルスやスパイウェアのような危険性は一切ありません。しかし、強力な「クリーナー機能」や「セキュリティ機能」の使い方を誤ると、必要なデータまで完全に削除されてしまうリスクは現実に存在します。
この記事では、長年このアプリを使い込んできた筆者が、「ユーザーの操作ミスによる事故」を防ぐための具体的な注意点と、安全な設定方法を包み隠さず解説します。
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Q1. 「空き容量を増やす」提案が出たら、中身を確認せずにすぐ削除ボタンを押していますか?
Files by Google アプリの安全性:危険性徹底検証

Files by Google アプリは本当に安全?基本情報と安全性
Files by Googleは、Googleが開発・提供している正規のファイル管理アプリであり、アプリ自体の安全性は極めて高いと言えます。
Google Play プロテクトによる常時監視に加え、第三者機関によるセキュリティ評価でも高い水準を維持しています。いわゆる「怪しい中華アプリ」に見られるような、無断でデータを外部サーバーへ送信したり、広告を不正に表示させたりするプログラムは含まれていません。
ただし、「アプリが安全であること」と「データが消えないこと」は別問題です。高機能ゆえに、ユーザーが機能を正しく理解していない場合、予期せぬトラブル(ファイルの消失など)を招く可能性があります。
Files by Google vs 他のアプリ 安全性比較表
| 機能 / アプリ | Files by Google | 謎のクリーナーアプリ | 標準ギャラリー |
|---|---|---|---|
| 開発元 | Google (公式) | 不明な開発元が多い | 端末メーカー |
| ウイルスリスク | なし | 広告・スパイウェアの懸念あり | なし |
| データ削除 | ゴミ箱機能あり(※) | 即時削除されることが多い | ゴミ箱機能あり |
| 隠しフォルダ | 暗号化保護あり | パスワードのみ(脆弱) | 機種による |
※設定により異なります。
Files by Google の危険性:ユーザーが懸念するポイント

ユーザーが「危険だ」と感じるポイントは、ウイルスの有無ではなく「操作の結果、取り返しのつかないことになるリスク」にあります。
具体的には以下の3点が、利用者が直面しやすいリスクです。
- クリーナー機能による「必要なファイルの誤削除」
- 共有設定ミスによる「プライバシーの流出」
- セキュリティフォルダの仕様による「データ完全消失」
それぞれの「危険性」の正体と、その回避策について詳しく解説していきます。
「勝手に」ファイルが消えた?動作の謎を解明

ネット上で見かける「勝手に消された」という口コミの正体は、ほとんどの場合「削除提案(クリーナー機能)の確認不足」によるものです。アプリがユーザーの許可なく勝手にファイルを削除することはありません。
Files by Googleには「空き容量を増やす」という強力な機能があります。ここで以下の2つの落とし穴に注意が必要です。
- 「重複ファイルの削除」のリスク
保存場所が異なるだけの「バックアップ用の写真」も重複とみなされます。確認せずに一括削除すると、予備で取っておいたデータも消えてしまいます。
- 「ジャンクファイル」の誤認
アプリの一時データ(キャッシュ)などを削除候補として提案してきますが、中にはゲームの追加データやLINEの一時保存画像など、ユーザーにとっては「消したくないもの」が含まれる場合があります。
対策:
「空き容量を増やす」ボタンを押す前に、必ず「ファイルの確認」をタップし、消えるデータの中身を目視で確認する癖をつけましょう。
個人情報漏洩の危険性:プライバシーは本当に守られる?

Files by Google自体が個人情報を収集・悪用することはありませんが、「ニアバイシェア(クイック共有)」の設定次第では、意図しない相手に名前や端末名が見えてしまうリスクがあります。
アプリの権限(ストレージへのアクセスなど)は機能上必須のものですが、Googleの厳格なプライバシーポリシーに準拠しています。問題はアプリの仕様よりも、ユーザー側の設定ミスです。
特に公共の場所で「付近の誰とでも共有可能」という設定のままにしていると、見知らぬ人からファイルを送りつけられたり、こちらの端末名が表示されたりする可能性があります。
ウイルス感染のリスクは?セキュリティ対策を徹底チェック

Files by Googleにウイルス対策ソフト(アンチウイルス)のような機能はありませんが、アプリ自体が感染源になることはありません。
Google Play プロテクトと連携しているため、ダウンロードしたファイルに既知の脅威が含まれている場合は警告が出ることもありますが、あくまで簡易的なものです。
注意点:
ブラウザ等で怪しいサイトからダウンロードしたファイルをFiles by Googleで「開く」行為はリスクがあります。不審なファイルはプレビューせず、即座に削除してください。
「安全なフォルダ」と「非表示」の落とし穴:データ管理で失敗しないために

Files by Googleには「安全なフォルダ」という強力なセキュリティ機能がありますが、このフォルダに入れたデータは、アプリをアンインストールすると中身ごと完全に消滅します。これが最大の落とし穴です。
多くのユーザーが「アプリを消しても、写真データはスマホに残るはず」と考えていますが、「安全なフォルダ」内のデータは暗号化されているため、アプリの削除(またはアプリデータの消去)とともに復元不可能になります。
【重要】「安全なフォルダ」のデータが消滅する条件(クリックして確認)
以下の操作をすると、中の写真や動画は二度と戻りません!
- Files by Google アプリをアンインストールした時
- スマホの設定から「アプリのデータを消去(ストレージ消去)」をした時
- PIN(パスワード)を忘れてリセットした時
対策:アプリを消す前や機種変更の際は、必ずファイルを「安全なフォルダから出す」操作を行ってください。
また、簡易的な「非表示設定」と、暗号化される「安全なフォルダ」は別物です。
- 非表示設定:単に見えなくするだけ。設定を変えれば誰でも見られる。
- 安全なフォルダ:PINコードがないと見られない。セキュリティは高いが、データ消失のリスクがある。
機種変更やアプリの再インストールの前には、必ず「安全なフォルダ」からファイルを通常のフォルダに戻す作業を行ってください。
Files by Google 利用時の注意点とリスク対策:安全に使うために

共有したくないファイル:意図しない共有を防ぐ設定と注意点
ファイル共有機能を使う際は、「リンク共有」と「直接送信(ニアバイシェア)」の違いを理解し、共有範囲を限定することでトラブルを防げます。
Files by Googleでは、クラウド経由で「リンク」を作成して送る方法と、Bluetooth等を使って近くの人に直接送る方法があります。
- リンク共有の注意点: 作成されたURLを知っていれば誰でもアクセス可能です。SNSなどで誤って公開しないよう注意が必要です。
- 直接送信の注意点: 送信相手を間違えないよう、相手のアイコンと名前を必ず目視確認してから送信ボタンを押してください。
「どこにある?」Files by Google のファイル管理の仕組みと注意点

Files by Googleで表示されているファイルは「アプリの中」にあるのではなく、「スマホ本体のストレージ」にあるデータを映しているだけです。そのため、アプリ上で削除すれば、スマホ本体からも完全に消えてしまいます。
「Files by Googleで消しても、アルバムアプリには残っているだろう」という認識は間違いです。ここで削除操作を行うと、ゴミ箱(設定によります)を経由して完全に抹消されます。
ファイルを整理する際は、「コピー」と「移動」の違いにも注意し、オリジナルのデータがどこにあるのかを常に意識して操作しましょう。
Files by Google は無料ですか?料金体系と隠れたコスト
Files by Googleは完全無料のアプリであり、アプリ内課金や有料版へのアップグレード、広告表示は一切ありません。
ただし、「隠れたコスト」としてモバイルデータ通信量には注意が必要です。
Wi-Fiに接続せずにクラウドへのバックアップを行ったり、リンク共有機能を使って大きな動画ファイルを送信したりすると、キャリアの通信制限にかかる可能性があります。大容量のファイルを操作する際は、Wi-Fi環境下での利用を強く推奨します。
「受信」とは?Files by Google のファイル転送機能と注意点
Files by Googleにおける「受信」とは、Androidの標準機能である「ニアバイシェア(クイック共有)」を利用して、近くの端末からファイルを受け取る機能のことです。
インターネット回線を使わずにBluetoothとWi-Fi Directを利用するため、高速かつデータ通信量を消費せずに受け取れるメリットがあります。
注意点:
受信待機中は、周囲の他のユーザーからもあなたの端末が見える可能性があります。知らない人からの受信リクエストは絶対に承認せず、使用しない時は機能をオフにするか、公開範囲を「連絡先のみ」に設定しておくのが安全です。
アンインストールする前に確認!データ削除と注意点

アプリをアンインストールしても通常の写真や動画は消えませんが、「安全なフォルダ」の中身だけは、アンインストールと同時にすべて削除され、復元不可能になります。
これがFiles by Googleを利用する上で最も重大な注意点です。
「アプリの調子が悪いから再インストールしよう」と安易にアンインストールを行う前に、必ず「安全なフォルダ」を開き、中にあるファイルをすべて「安全なフォルダから出す」操作を行ってください。
Files by Google を安全に使うためのQ&A

最後に、Files by Googleの安全性に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- Q: Files by Google はウイルス感染の危険性がありますか?
- A: アプリ自体に危険性はありません。Google公式の安全なアプリです。ただし、外部からダウンロードした不審なファイルを管理する際は注意が必要です。
- Q: 勝手に写真が消されることはありますか?
- A: 勝手に消えることはありません。ほとんどの場合、クリーナー機能の「重複削除」や「ジャンクファイル削除」をユーザーが実行したことが原因です。削除前の確認を徹底しましょう。
- Q: 個人情報がGoogleに送信されますか?
- A: Googleのプライバシーポリシーに基づき、不適切なデータ収集は行われません。ただし、機能改善のための使用統計データなどは送信される設定になっている場合があります(設定でオフに可能です)。
- Q: アンインストールしたらデータはどうなりますか?
- A: 通常のフォルダにあるデータはそのまま残りますが、「安全なフォルダ」内にロックして保存していたファイルは全て消滅します。
徹底解剖!Files by Googleの危険性【注意点まとめ】総括
- アプリ自体の安全性: Google公式のためウイルス等の危険性はなく安全。
- 最大の危険: ユーザーの誤操作によるデータ削除と、安全なフォルダの仕様理解不足。
- クリーナー機能: 「重複」や「ジャンク」の提案は、必ず中身を確認してから削除実行する。
- 安全なフォルダ: アプリ削除とともにデータも消えるため、アンインストール時は要注意。
- 共有リスク: ニアバイシェアの公開範囲を適切に設定し、意図しない情報流出を防ぐ。
- 結論: 仕組みを理解して使えば、スマホの容量不足を解消する最強のツールになる。

