ドラクエゼルダ

日本を代表する2大RPGといえば、誰もが知る「ドラゴンクエスト」(ドラクエ)と「ゼルダの伝説」。

どちらも長きにわたり多くのファンを魅了し、ゲーム史に名を刻む不朽の名作です。でも、ふと疑問に思うことはありませんか?

「ドラクエとゼルダ、一体どっちが人気なの?」と。今回は、この永遠のテーマに迫るべく、両シリーズを徹底比較!

歴史からゲームシステム、音楽、そしてユーザーの声まで、あらゆる角度から検証し、その魅力と人気の秘密を紐解いていきます!

さあ、冒険の始まりです!

ドラクエとゼルダ、その歴史と人気の秘密

歴史

  • ドラクエの誕生と国民的RPGへの軌跡
  • ゼルダの伝説、革新的なゲーム体験の創造
  • ドラクエとゼルダ、開発年と時代背景の比較
  • ドラクエとゼルダ、世界観とストーリーテリングの違い
  • ドラクエとゼルダ、キャラクターデザインの魅力

ドラクエの誕生と国民的RPGへの軌跡

ドラクエ1

ドラクエの生みの親は、ゲームデザイナーの堀井雄二氏。幼少期からSFやファンタジー小説、そしてテーブルトークRPGに親しんでいた堀井氏は、特にウィザードリィやウルティマといった海外のコンピュータRPGに大きな影響を受けました。

これらのゲームの面白さを、もっと多くの人に伝えたいという思いから、誰もが楽しめる親しみやすいRPGを目指して開発が始まりました。

そして1986年、ファミコンで発売された「ドラゴンクエスト」は、その分かりやすいゲームシステムと、鳥山明氏による親しみやすいキャラクターデザイン、そしてすぎやまこういち氏による壮大な音楽で、瞬く間に社会現象を巻き起こしました。

店頭には長蛇の列ができ、攻略本が飛ぶように売れるなど、当時の熱狂ぶりは今でも語り草となっています。

その後も、ドラクエIIIの転職システム、ドラクエVのモンスター仲間システムなど、革新的な要素を取り入れながら進化を続け、国民的RPGとしての地位を確立しました。

ナンバリングタイトルは数多くのプラットフォームで発売され、その度に多くのファンを熱狂させてきました。

ゼルダの伝説、革新的なゲーム体験の創造

ゼルダ1

一方、ゼルダの伝説は、ゲームクリエイターの宮本茂氏によって生み出されました。幼少期に家の周りを探検して回った経験が、ゼルダの広大なフィールドを自由に探索するというコンセプトに繋がったと言われています。

1986年にファミリーコンピュータ ディスクシステムで発売された「ゼルダの伝説」は、アクションとアドベンチャー要素を融合させた革新的なゲーム体験を提供し、新たなジャンルを確立しました。

ディスクシステムの大容量セーブ機能は、広大なマップの探索を可能にし、ゲーム体験に大きな影響を与えました。

謎解き、アイテム収集、そして広大なフィールドの探索は、プレイヤーを夢中にさせました。

その後も、時のオカリナの3D表現、ブレス オブ ザ ワイルドのオープンワールドなど、時代を代表する名作を次々と生み出し、ゲーム史に大きな足跡を残しています。

ドラクエとゼルダ、開発年と時代背景の比較

時代背景

ドラクエは1986年5月、ゼルダは同年2月に発売されました。当時のゲーム業界は、アーケードゲームが隆盛を極め、家庭用ゲーム機はまだ黎明期でした。

そのような中で登場した両作品は、その後の家庭用ゲームの隆盛に大きく貢献しました。技術の進化と共に、ゲームの表現力も飛躍的に向上し、プレイヤーをより深くゲームの世界に引き込むようになりました。

ドラクエとゼルダ、世界観とストーリーテリングの違い

ストーリー

ドラクエは、中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台に、勇者と魔王の戦いを描く王道のストーリーが特徴です。

例えば、ドラクエIIIでは、主人公が父の遺志を継ぎ、大魔王ゾーマを倒す冒険が描かれます。

ドラクエVでは、主人公の波乱万丈な人生が描かれ、結婚や親子愛といったテーマが深く掘り下げられています。

一方、ゼルダは、ハイラルという独特の世界観を舞台に、リンクとゼルダ姫を中心とした物語が展開されます。

例えば、時のオカリナでは、リンクが時を超えてガノンドロフと戦う壮大な物語が描かれます。

ブレス オブ ザ ワイルドでは、広大なオープンワールドを自由に探索しながら、失われた記憶を取り戻していく物語が展開されます。

ドラクエとゼルダ、キャラクターデザインの魅力

スライム

ドラクエのキャラクターデザインは、鳥山明氏が手がけており、デフォルメされた親しみやすい絵柄と、個性的なモンスターデザインが特徴です。

初期の作品では、ドット絵で表現されていましたが、近年では3Dグラフィックでより鮮やかに表現されています。

一方、ゼルダは、作品ごとにリンクとゼルダ姫のデザインが変化し、多様な種族が登場するのも魅力の一つです。

例えば、時のオカリナでは大人びたリンクが、風のタクトではトゥーン調の可愛らしいリンクが登場します。

ミドナやガノンドロフなど、印象的なキャラクターも多く、物語を彩っています。

徹底比較!ゼルダとドラクエ、どっちが面白い?

天秤

  • ゲームシステム徹底比較:ドラクエ vs ゼルダ
  • ゼルダとドラクエ、難易度とやりこみ要素の比較
  • ゼルダとドラクエ、音楽とサウンドデザインの評価
  • ゼルダ ドラクエ 人気をデータで見る
  • ユーザーレビュー分析:ゼルダとドラクエへの評価
  • 結局、ゼルダとドラクエどっちが面白い?結論

ゲームシステム徹底比較:ドラクエ vs ゼルダ

システム

ドラクエは、画面に表示されたコマンドを選択して戦う、ターン制バトルが中心です。レベル上げや装備収集が重要な要素で、コツコツとキャラクターを育成していくのが楽しいです。

一方、ゼルダは、剣や弓矢、爆弾などのアイテムを駆使して戦う、リアルタイムバトルが中心です。

謎解きやダンジョン探索がゲームの鍵を握り、アクションが得意なプレイヤーに人気です。

ドラクエ ゼルダ
戦闘システム ターン制バトル リアルタイムバトル
主な要素 レベル上げ、装備収集 謎解き、ダンジョン探索
得意なプレイヤー じっくり育成を楽しみたいプレイヤー アクションが得意なプレイヤー

ゼルダとドラクエ、難易度とやりこみ要素の比較

トロフィー

難易度の比較

ドラゴンクエストシリーズ

ドラクエシリーズは、コマンド選択式のターン制バトルを採用しているため、アクションが苦手なプレイヤーでも比較的安心してプレイできます。

しかし、戦略性やレベル上げの重要性は高く、油断するとゲームオーバーになることもあります。

  • 戦闘: 敵との戦闘は、コマンドを選択して行うターン制です。敵の弱点属性の呪文を使ったり、状態異常を引き起こす特技を使ったりするなど、戦略が重要になります。

    例えば、メタルスライムのような経験値の高い敵は、逃げ足が速いため、会心の一撃などの特殊な攻撃で確実に倒す必要があります。

  • レベル上げ: ストーリーを進めるためには、適切なレベルまでキャラクターを育成する必要があります。

    特に、ボス戦前には、レベル上げをしてステータスを高めたり、強力な装備を整えたりすることが重要になります。

    例えば、『ドラゴンクエストIII』のゾーマ戦では、十分なレベルと装備がないと、まず勝つことはできません。

  • 戦略: ボス戦では、敵の特性や攻撃パターンを把握し、適切な戦略を立てることが重要になります。

    例えば、『ドラゴンクエストXI』のマルティナは、強力な物理攻撃を使うため、防御力を高める呪文や、回復役の配置などが重要になります。

このように、ドラクエシリーズは、戦略と育成が重要な要素であり、じっくりと腰を据えてプレイしたいプレイヤーに向いています。

やりこみ要素の比較

ゼルダ ドラクエ
主なやりこみ要素 探索、収集、チャレンジ 隠しダンジョン、強敵とのバトル、アイテム収集
特徴 自由度の高い探索、豊富な収集要素 歯ごたえのあるバトル、充実した育成要素
コログの実集め(ブレス オブ ザ ワイルド)、ゾナウギアを使ったクラフト(ティアーズ オブ ザ キングダム) 追憶の回廊(ドラゴンクエストVIII)、裏ボス戦(ドラゴンクエストXI)
ゼルダの伝説シリーズ
  • 探索: 広大なフィールドには、様々な祠や隠されたアイテム、ミニゲームなどが点在しており、隅々まで探索するだけでも膨大な時間がかかります。

    『ブレス オブ ザ ワイルド』では、900個のコログの実を探すというやりこみ要素があり、多くのプレイヤーが熱中しました。

    また、『ティアーズ オブ ザ キングダム』では、地底世界の探索が加わり、さらに探索の幅が広がりました。

  • 収集: 武器、防具、素材、料理など、様々なアイテムを収集できます。これらのアイテムは、強化やクラフトに使用したり、コレクションとして楽しんだりできます。

    『ティアーズ オブ ザ キングダム』では、ゾナウギアを使ったクラフト要素が追加され、さらに自由度の高いやりこみが可能になりました。

  • チャレンジ: 高難易度の試練や、特定の条件を満たすことで得られる報酬など、様々なチャレンジ要素があります。

    『ブレス オブ ザ ワイルド』の剣の試練は、高難易度で知られており、多くのプレイヤーが挑戦しました。

    また、『ティアーズ オブ ザ キングダム』では、地上と空と地底を駆使した新しいチャレンジが用意されています。

ドラゴンクエストシリーズ
  • 隠しダンジョン: ストーリークリア後に行けるようになる隠しダンジョンには、強力なボスや貴重なアイテムが眠っています。

    例えば、『ドラゴンクエストVIII』の追憶の回廊は、非常に難易度が高く、やりこみプレイヤー向けのコンテンツとなっています。

  • 強敵とのバトル: ストーリーに登場するボスよりもさらに強力な敵と戦うことができます。これらの敵は、通常のプレイではなかなか倒せないため、レベル上げや装備の強化、戦略の見直しなどが必要になります。

    例えば、『ドラゴンクエストXI』の裏ボスは、非常に強力で、多くのプレイヤーを苦しめました。

  • アイテム収集: 武器、防具、アクセサリーなど、様々なアイテムを収集できます。最強の装備を集めたり、特定のアイテムをコンプリートしたりするのも、やりこみ要素の一つです。

    例えば、『ドラゴンクエストIX』では、錬金システムを利用して強力な装備を作成することができました。

ゼルダとドラクエ、音楽とサウンドデザインの評価


音楽はゲームの雰囲気を大きく左右する重要な要素です。ドラクエの音楽は、すぎやまこういち氏が手がける壮大でオーケストラ調の楽曲が特徴です。

例えば、序曲はシリーズを通して使用されており、多くの人に親しまれています。戦闘曲は、勇壮で高揚感のある曲が多く、バトルを盛り上げます。

一方、ゼルダの音楽は、作品ごとに作曲家が異なり、多様な音楽性が楽しめます。例えば、時のオカリナでは、民族音楽調の曲や、神秘的な曲が多く使われています。

ブレス オブ ザ ワイルドでは、環境音楽に重点が置かれ、広大なフィールドを探索する没入感を高めています。

どちらのシリーズも、ゲーム音楽史に残る名曲が多く、今でも多くの人に愛されています。

ゼルダ ドラクエ 人気をデータで見る

データ

さて、ここからは両シリーズの人気を具体的なデータで見ていきましょう。販売本数とレビュー評価という二つの側面から分析することで、それぞれのシリーズがどれほど多くの人に愛されているのかが明確になります。

累計販売本数で見る人気

まず、シリーズ全体の累計販売本数を見てみましょう。

  • ゼルダの伝説シリーズ: 2023年3月末時点で、1億3000万本以上を記録しています。
  • ドラゴンクエストシリーズ: 2024年11月時点で、9100万本以上に達しています。

このデータから、ゼルダの伝説シリーズがドラゴンクエストシリーズを大きく上回る販売実績を持っていることが分かります。

特に近年の作品が牽引していることが大きな要因と言えるでしょう。

タイトル別販売本数で見る人気

次に、各シリーズの主要タイトルの販売本数を見てみましょう。

ゼルダの伝説シリーズ 主要タイトル販売本数
  • ゼルダの伝説: 651万本
  • ゼルダの伝説 II リンクの冒険: 438万本
  • ゼルダの伝説 神々のトライフォース: 461万本
  • ゼルダの伝説 時のオカリナ: 760万本
  • ゼルダの伝説 ムジュラの仮面: 336万本
  • ゼルダの伝説 風のタクト: 443万本
  • ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス: 885万本
  • ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド: 3375万本
  • ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム: 2080万本(2024年時点)
ドラゴンクエストシリーズ 主要タイトル販売本数
  • ドラゴンクエスト: 200万本
  • ドラゴンクエスト II: 250万本
  • ドラゴンクエスト III: 390万本
  • ドラゴンクエスト IV: 250万本
  • ドラゴンクエスト V: 400万本
  • ドラゴンクエスト VI: 300万本
  • ドラゴンクエスト VII: 400万本
  • ドラゴンクエスト VIII: 600万本
  • ドラゴンクエスト IX: 450万本
  • ドラゴンクエスト XI 過ぎ去りし時を求めて: 550万本(2024年時点)

ゼルダの伝説シリーズでは、『ブレス オブ ザ ワイルド』と『ティアーズ オブ ザ キングダム』

が突出した販売本数を記録しており、シリーズ全体の販売数を大きく押し上げています。一方、ドラゴンクエストシリーズは、各タイトルが安定した販売本数を誇っており、長年にわたるファンの支持の厚さが伺えます。

レビュー評価で見る人気

販売本数だけでなく、レビュー評価も人気を測る重要な指標です。ここでは、MetacriticとOpenCriticのスコアを参考に、各タイトルの評価を見ていきましょう。

ゼルダの伝説シリーズ 主要タイトルレビュー評価
  • ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:
    • Metacritic: 98/100
    • OpenCritic: 97/100
    • 評価: オープンワールドの革新性と自由度が高く評価され、シリーズの再発明とまで言われています。
  • ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム:
    • Metacritic: 96/100
    • OpenCritic: 97/100
    • 評価: 前作を超えるゲームプレイと新しいメカニクスが評価され、シリーズの最高傑作と称されることが多いです。
  • ゼルダの伝説 知恵のかりもの:
    • Metacritic: 86/100
    • 評価: 自由度の高さと新しいコンセプトが好評です。
ドラゴンクエストシリーズ 主要タイトルレビュー評価
  • ドラゴンクエスト XI 過ぎ去りし時を求めて:
    • Metacritic: 88/100
    • OpenCritic: 90/100
    • 評価: 伝統的なRPG要素を持ちながらも新しい試みが評価され、シリーズの中でも特に強いエントリーとされています。
  • ドラゴンクエスト III そして伝説へ… (リメイク版):
    • Metacritic: 87/100
    • 評価: クラシックなRPGの魅力を持ちながら、現代的なアプローチが評価されています。
  • ドラゴンクエスト IX 星空の守り人:
    • Metacritic: 86/100
    • 評価: マルチプレイヤー要素と自由度が評価され、シリーズの中でも人気の高いタイトルです。

これらの評価からも、両シリーズともに非常に高い評価を受けていることが分かります。特にゼルダの伝説シリーズは、近年の作品がMetacriticで90点台後半という驚異的なスコアを記録しており、その革新性が高く評価されていることが伺えます。

ドラゴンクエストシリーズも、伝統を守りつつ新しい試みを取り入れることで、高い評価を維持しています。

これらのデータと評価を総合的に見ると、ゼルダの伝説シリーズは近年の大ヒット作によって販売本数で大きくリードしており、レビュー評価も非常に高いです。

一方、ドラゴンクエストシリーズは、長年にわたる安定した人気と、各タイトルの堅調な販売本数が特徴です。

どちらのシリーズも、それぞれの魅力で多くのファンを獲得していると言えるでしょう。

ユーザーレビュー分析:ゼルダとドラクエへの評価

評価

販売本数やレビュー評価に加え、実際にプレイしたユーザーの声は、そのゲームの魅力をより深く理解する上で非常に重要です。ここでは、各タイトルのユーザーレビューから具体的な意見を引用し、両シリーズへの評価を分析していきます。

ゼルダの伝説シリーズへの評価

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

ブレス オブ ザ ワイルドは、その革新的なオープンワールドと自由度の高さで多くのユーザーから絶賛されています。

  • ユーザーA (20代男性): 「オープンワールドと驚くほどの自由感、圧倒的なストーリーが素晴らしく、間違いなく全てにおいて最高水準のゲームです!」
  • ユーザーB (30代女性): 「今までのゼルダとは全く違う体験で、最初の数時間はゲームプレイに圧倒されました。」

一方で、ストーリーの深さやゲームの導入部分に関して、以下のような意見も見られます。

  • ユーザーC (40代男性): 「オープンワールドは最高だけど、ストーリーがもう少し深くても良かったかな。」