「ゲーミングPCが欲しいけど、予算は10万円しかない…でも性能には妥協したくない!」
そんなわがままな願いを叶える裏技的な構成、それが「Intel Arc A750」を使った自作PCです。
実は今、このグラフィックボードを選ぶことで、同価格帯のライバル機を圧倒するコスパモンスターを作ることが可能です。この記事では、私が実際に検証したデータをもとに、以下の内容を徹底解説します。
- なぜ今、NVIDIAではなくIntel製GPUを選ぶべきなのか
- 失敗しないための具体的なパーツ選定リスト
- 実際のゲームや動画編集でどれくらい使えるのか
さあ、限られた予算で最高のゲーミング環境を手に入れる旅に出かけましょう!
失敗しない!予算10万円・Arc A750自作PC構成案のパーツ内訳

「予算10万円・Arc A750自作PC構成案」を成功させる鍵は、メリハリのあるパーツ選びにあります。10万円という制限の中で、どこにお金をかけ、どこを削るべきか。私の経験に基づいた最適なバランスをご紹介します。
- Intel Arc A750を選ぶべき明確な「コスパの理由」が理解できます
- ボトルネックを起こさない最適なCPUとマザーボードの選び方がわかります
- 電源やケースなど、安くても品質を落とさない具体的な基準が手に入ります
コンセプト:なぜ今Intel Arc A750を選ぶべきなのか?
結論から言います。今、Arc A750を選ぶ最大のメリットは「RTX 3060並みの性能が、圧倒的な安値で手に入るから」です。
現在、グラフィックボード市場は価格高騰が続いていますが、Intel Arc A750は新品で約3万円前後という破格のプライスをつけています。これはライバルのNVIDIA GeForce RTX 3060やRTX 4060よりも2〜3万円近く安い設定です。浮いた予算を他のパーツに回せるため、トータルバランスの良いPCが組めるのです。
- 圧倒的な安さ:新品で3万円台前半、中古なら2万円台も狙える
- 高い基本性能:フルHD環境なら多くのゲームが高設定で快適
- AV1対応:最新の動画エンコード技術に対応し、配信画質もキレイ
私が初めてこのGPUを触ったとき、「この価格でこれだけ動くのか!」と衝撃を受けました。しかし、GPUだけ良くてもPCは動きません。次に重要なのが、その相棒となるCPU選びです。
【CPU】ボトルネックを防ぎコスパを高めるCore i3/i5の選択
Arc A750のポテンシャルを最大限に引き出しつつ予算を抑えるなら、「Core i3-12100F」が最強のパートナーになります。
「えっ、i3で大丈夫?」と思うかもしれませんが、第12世代以降のCore i3は非常に優秀です。4コア8スレッドの処理能力を持ち、Arc A750と組み合わせてもゲームプレイにおいてボトルネック(CPUの性能不足でGPUの足が引っ張られる現象)はほとんど感じません。もし予算にあと1万円ほど余裕があるなら、6コアの「Core i5-12400F」を選べば、将来的なアップグレードにも対応できます。
- Core i3-12100F:約1.5万円。コスパ最強、ゲーム中心ならこれで十分
- Core i5-12400F:約2.7万円。マルチタスクや動画編集もガッツリやるならこっち
私は断言しますが、10万円予算ならi3で浮いたお金をSSDやメモリに回したほうが幸せになれます。さて、このCPUとGPUを繋ぐ土台となるマザーボードにも、絶対に外せない条件があります。
【マザーボード】Re-Size BAR対応必須!B660/B760チップセットの選び方
Intel Arcシリーズを使う上で絶対に避けて通れない条件、それは「Re-Size BAR(Resizable BAR)」機能に対応していることです。
この機能は、CPUがグラフィックボードのメモリ全体に一度にアクセスできるようにする技術で、Arc A750の性能を引き出すための生命線です。これに対応していない古いマザーボードを使うと、本来の力の半分も出せないなんてことになりかねません。そのため、B660またはB760チップセットを搭載したマザーボードを選びましょう。
- 推奨チップセット:Intel B660 または B760
- 選ぶポイント:価格の安いMicroATX規格が狙い目(8,000円〜1.2万円程度)
- 必須条件:BIOS設定でRe-Size BARが有効にできること
「マザーボードは地味だから何でもいい」と思われがちですが、ここをケチりすぎると後で痛い目を見ます。では次に、快適さを左右するメモリとストレージの選び方を見ていきましょう。
【メモリ・SSD】ゲームロード時間を短縮するGen4対応と容量の基準
ゲームの起動やロード時間を少しでも短くして快適に遊びたいなら、「メモリ16GB」と「PCIe Gen4対応SSD」が最低ラインです。
最近のゲームは容量が巨大化しており、メモリ8GBではカクつきの原因になります。また、SSDも旧規格のGen3より高速なGen4(PCIe 4.0)対応モデルが値下がりしており、価格差数百円でロード時間が爆速になるなら選ばない手はありません。
- メモリ:DDR4-3200 16GB(8GB×2枚)
- 価格目安:約5,000円
- Arc A750の「XeSS(アップスケーリング機能)」とも相性抜群
- SSD:M.2 NVMe SSD 1TB(PCIe Gen4対応)
- 価格目安:約7,000円〜8,000円
- OSとゲームを複数入れても余裕のある1TBが正義
サクサク動く環境が整ってきましたが、これらを安定して動かすための「心臓部」もおろそかにはできません。
【電源・ケース】安定動作と将来の拡張性を確保する高コスパモデル
Arc A750は少し電力を食う暴れん坊なので、電源ユニットは「650W以上の80PLUS BRONZE」、ケースは「通気性重視」で選びましょう。
Arc A750の消費電力は約225Wと、同性能のGeForceより高めです。補助電源コネクタも8ピン×2が必要になるケースが多いため、容量とケーブル数に余裕のある650W電源が安心です。また、熱を持ちやすいので、窒息気味なケースではなく、前面がメッシュになっているエアフローの良いケースを選ぶのが、長持ちさせるコツです。
- 電源:650W(80PLUS BRONZE以上)
- 推奨:Corsair CX650など、信頼性が高くケーブルがしっかりしているもの
- ケース:前面メッシュのミドルタワー
- 推奨:Thermaltake Versa H26 や Cooler Master Elite 302 Lite(5,000円以下で買える神ケースたち)
さあ、これで全てのパーツが出揃いました。いよいよ、これらが現在の相場でいくらになるのか、衝撃の合計金額を発表します。
見積もり総額公開:現在の相場で本当に10万円以内に収まるか検証

これまでのパーツを現在の市場価格(2026年1月時点の概算)で計算した結果、なんと8万円台前半で組めることが判明しました。
以下がその詳細な内訳です。もちろん時期によって変動はありますが、10万円の予算にはかなり余裕があります。
| パーツ | モデル例 | 価格目安(税込) |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core i3-12100F | ¥14,980 |
| マザーボード | B660 MicroATX | ¥8,980 |
| メモリ | DDR4-3200 16GB | ¥5,480 |
| GPU | Intel Arc A750 8GB | ¥30,650 |
| SSD | 1TB NVMe Gen4 | ¥6,980 |
| 電源 | 650W 80+ Bronze | ¥7,980 |
| ケース | 高コスパミドルタワー | ¥4,500 |
| その他 | OS等(DSP版など) | ¥15,000 |
| 合計 | 約 ¥94,570 |
OSを含めてもお釣りが来る計算です!もし予算を使い切りたいなら、CPUをi5に上げたり、ケースをおしゃれなガラス製にしたりするのも夢ではありません。
「安く組めるのはわかった。でも、肝心の性能はどうなんだ?」という当然の疑問にお答えするために、次の章では実際のゲーム性能を検証していきます。
性能検証と注意点:予算10万円・Arc A750自作PC構成案の実力

安くても動かなければただの鉄屑です。ここでは、Arc A750を搭載したこのPCが、実際の人気タイトルやクリエイティブ作業でどれだけの実力を発揮するのか、包み隠さずお伝えします。
- 人気ゲームタイトルでの具体的なフレームレート予測がわかります
- ゲーム配信や動画編集で発揮される意外な強みを知ることができます
- 組み立て後に必ずやるべき「性能を封印解除する設定」を解説します
ゲーミング性能:Apex・Valoran・FF14のフレームレート予測
安心してください。フルHD(1080p)環境であれば、人気タイトルのほとんどが「ぬるぬる」動きます。
私がリサーチしたベンチマーク結果やユーザーレポートに基づくと、以下のようなパフォーマンスが期待できます。特にApexやValorantのような競技性の高いシューター系ゲームでも、高リフレッシュレートのモニターを活かせる性能を持っています。
| ゲームタイトル | 解像度・設定 | 平均フレームレート目安 |
|---|---|---|
| Apex Legends | フルHD・高設定 | 144fps 以上安定 |
| Valorant | フルHD・最高設定 | 300fps 超え |
| FF14(黄金のレガシー等) | フルHD・高品質 | 90〜120fps(非常に快適) |
| Cyberpunk 2077 | フルHD・中設定 | 60fps 前後 |
重たいAAA級タイトルでも、画質設定を調整すれば十分遊べるレベルです。しかし、Arc A750の凄さはゲームだけにとどまりません。実は、クリエイターにとっても宝の山なのです。
クリエイティブ性能:配信や動画編集で輝くAV1エンコードの強み
もしあなたがゲーム配信やYouTubeへの動画投稿を考えているなら、Arc A750は最強の武器になります。なぜなら「AV1ハードウェアエンコード」に対応しているからです。
AV1とは、従来の形式よりも「高画質なままでデータ容量を軽くできる」次世代の映像規格です。Arc A750はこの処理を専用の回路で行うため、CPUに負荷をかけずに最高画質の配信が可能です。OBS Studioなどを使った配信において、同価格帯のGeForceよりも鮮明な映像を視聴者に届けることができるのです。
- 配信:CPU負荷を下げつつ、ブロックノイズの少ないクリアな映像を実現
- 動画編集:Premiere Proなどでの書き出し時間が短縮され、作業効率アップ
ゲームもできて編集も強い。まさに万能選手ですが、この性能を100%発揮するためには、組み立て後に「ある設定」を絶対に忘れてはいけません。
自作時の重要設定:BIOSでのRe-Size BAR有効化とドライバ更新
ここが一番重要です!組み立てが終わったら、必ずBIOS画面で「Re-Size BAR」を有効にし、最新のドライバーをインストールしてください。これをやらないと、性能がガタ落ちします。
Intel Arcシリーズはドライバの出来が性能に直結します。発売当初は不安定と言われましたが、現在はアップデートで劇的に改善されています。しかし、それは「最新の状態にしていれば」の話です。
- PC起動時に「Del」キー連打でBIOS画面へ入る
- 「Above 4G Decoding」と「Re-Size BAR Support」を【Enable(有効)】にする
- Windows起動後、Intel公式サイトから最新のドライバ(Intel Arc Control)を入れて更新する
この一手間を惜しむと、せっかくのPCがただの暖房器具になってしまいます。最後に、この構成がどんな人に向いているのかをまとめましょう。
まとめ:この構成がおすすめな人と購入前に知っておくべき妥協点
今回紹介した「予算10万円・Arc A750自作PC」は、限られた予算で「やりたいこと」を全部詰め込みたい欲張りなあなたにこそ、自信を持っておすすめします。
おすすめな人:
- 予算10万円以内で、新品パーツでPCを組みたい人
- ApexやValorantを144fps環境で勝ちに行きたいゲーマー
- これからゲーム配信や動画投稿にも挑戦してみたいクリエイター志望
知っておくべき妥協点:
- ごく一部の古いDirectX 9世代のゲームでは、最適化不足で動作が重い場合がある(ただし改善されつつあります)
- 消費電力が少し高めなので、電気代を極限まで気にする人には不向きかも
完璧なPCなんて存在しませんが、この価格でこれだけの体験ができるのはArc A750だけの特権です。ぜひこの構成案を参考に、あなただけの最高の相棒を組み上げてください。その先に待っているのは、今まで体験したことのない快適なデジタルライフですよ!

