「低予算でゲーミングPCを組みたいけど、RX 6600とArc A750、結局どっちがいいの?」
そんな悩みを抱えていませんか?実は、この2つは「性格」が全く異なるグラボなんです。
- RX 6600:省エネで安定性抜群、失敗したくない人向け
- Arc A750:性能は高いけど電気を食う、新しいもの好きな人向け
この記事では、コスパ最強の2大グラフィックボードを徹底的に比較し、あなたが「買ってよかった!」と思える正解を導き出します。ワクワクするPCライフの第一歩を一緒に踏み出しましょう!
RX 6600 vs Intel Arc A750 徹底比較|基本スペックと性能差

「数字がたくさんあってよく分からない…」という方も安心してください。ここでは、カタログスペックだけでは見えてこない「実際の使い勝手」に焦点を当てて比較していきます。AMDの熟成された技術と、Intelの革新的な技術、それぞれの強みを知ることで、あなたにぴったりの一枚が見えてくるはずです。
- 基本スペックの違い:メモリや消費電力の決定的な差が分かる
- 解像度別の実力:フルHDとWQHD、それぞれの得意分野が分かる
- 最新技術への対応:レイトレーシング性能の意外な格差が分かる
- 安心感の違い:ドライバの安定性とトラブルの少なさが分かる
RX 6600とIntel Arc A750の基本スペック比較
結論から言うと、RX 6600は「超省エネ」、Arc A750は「パワー重視」という決定的な違いがあります。
まずは、両者のスペックを分かりやすい表で見てみましょう。特に「メモリ帯域幅」と「TDP(消費電力)」の違いに注目してください。ここが後々の使い勝手に大きく響いてきます。
| 項目 | AMD Radeon RX 6600 | Intel Arc A750 |
|---|---|---|
| プロセスノード | 7 nm | 6 nm |
| シェーダーユニット | 1792 | 3584 |
| VRAM(ビデオメモリ) | 8 GB GDDR6 | 8 GB GDDR6 |
| メモリバス幅 | 128-bit | 256-bit |
| メモリ帯域幅 | 224 GB/s | 512 GB/s |
| TDP (消費電力) | 132 W | 225 W |
私がこの表を見て一番衝撃を受けたのは、やはり消費電力の差です。Arc A750はRX 6600よりも約100W近く高い電力を必要とします。これは、PCの電源ユニットの容量や、夏の部屋の暑さに直結する問題です。
一方で、Arc A750のメモリ帯域幅はRX 6600の2倍以上。これは「一度に運べるデータの量」が圧倒的に多いことを意味し、高画質なデータを扱う際に有利になります。スペック表の数字だけ見るとArc A750が強そうに見えますが、実際のゲームではどうなのでしょうか?
スペックの凄さは分かりましたが、実は「フルHD環境」での勝負となると、意外な結果が待っています。
フルHDゲーム性能はRX 6600 vs Intel Arc A750でどちらが上か
一般的なモニター(フルHD)で遊ぶなら、RX 6600の方が「安定して快適」に遊べるケースが多いです。
多くのゲーマーが使用する1080p(フルHD)解像度において、RX 6600は非常に優秀です。Tom’s Hardwareなどのレビューを見ても、従来からある一般的なゲーム(ラスタライズゲーム)の中設定では、RX 6600がArc A750に約10%の差をつけて勝つことが多いんです。
- RX 6600:どんなゲームでも極端に重くなることが少なく、フレームレートが安定している。
- Arc A750:『サイバーパンク2077』のような最新のDirectX 12対応ゲームでは勝つこともあるが、古いゲームだと急に性能が落ちることがある。
私個人の意見としては、「設定をいじらずにすぐ遊びたい」ならRX 6600を選びます。ゲームを起動して「あれ?なんか重いな?」と悩む時間が少ないのは、大きなメリットだと感じるからです。
しかし、これが「もっと綺麗な画質で遊びたい」と欲を出した瞬間、立場が逆転するという事実をご存知でしょうか?
WQHD・高負荷環境でのパフォーマンスの違い
解像度を上げてWQHD(1440p)や高負荷な設定にするなら、圧倒的なパワーを持つArc A750の独壇場です。
ここで先ほどのスペック表にあった「メモリ帯域幅」の差が効いてきます。Arc A750の帯域幅(512 GB/s)は、大量のグラフィックデータを処理するのに最適です。Tom’s Hardwareのデータでも、1440pのウルトラ設定ではArc A750がRX 6600より約10%高速、4K解像度に至っては30%以上も高速という結果が出ています。
- 高解像度:Arc A750は解像度を上げてもフレームレートが落ちにくい。
- 高負荷:『Forza Horizon 5』のような重いゲームでも粘り強い。
「将来的にいいモニターに買い替えたい」と考えているなら、Arc A750のポテンシャルは非常に魅力的ですね。ただ、画質の綺麗さを決めるのは解像度だけではありません。「光の表現」においては、さらに残酷なほどの差がつきます。
レイトレーシング性能をRX 6600 vs Intel Arc A750で比較

リアルな光の反射を表現する「レイトレーシング」を使いたいなら、迷わずArc A750を選ぶべきです。RX 6600では太刀打ちできません。
IntelのGPUは、最初からレイトレーシング性能を重視して設計されています。テスト結果を見ても、レイトレーシングをオンにした状態では、Arc A750がRX 6600を平均で12%〜28%も上回ります。『Control』や『Metro Exodus』といったゲームでは、その差はさらに広がり、RX 6600ではカクカクして遊べない場面でも、Arc A750ならヌルヌル動くことがあります。
私自身、初めてArc A750でレイトレーシングをオンにした時、「この価格帯のグラボでここまで動くのか!」と感動しました。RX 6600はレイトレーシングが苦手なので、この機能は「オマケ」程度に考える必要があります。
性能面ではArc A750の凄さが見えてきましたが、PCパーツにおいて最も恐ろしいのは「性能不足」ではなく「動かないこと」です。
ドライバの安定性と相性問題はどちらが有利か
トラブルなく安心して使いたいなら、歴史と実績のあるAMD(RX 6600)の圧勝です。
ここが初心者の方にRX 6600を強くおすすめしたくなる最大の理由です。AMDは何年もグラボを作り続けており、ドライバ(PCとグラボを繋ぐソフト)が非常に成熟しています。「ゲームが起動しない」「画面がバグる」といったトラブルに遭遇する確率は非常に低いです。
一方、Intel Arcはまだ「第1世代」の製品です。
- 現状:発売当初より劇的に改善され、最新ドライバではかなり安定しています。
- 課題:それでも、一部の古いゲームやマイナーなインディーゲームでは、動作が不安定になるリスクが残っています。
私は「トラブルシューティングもPC自作の楽しみ」と思えるタイプですが、もしあなたが「家に帰ってすぐゲームがしたいだけ」なら、RX 6600の安心感は何にも代えがたい価値があります。
ここまでで性能と安定性の違いは分かりましたが、実は毎日使う上で「お財布」に直接響いてくる、もっと重要な比較ポイントがあります。
RX 6600 vs Intel Arc A750 徹底比較|用途別おすすめ結論

性能差は見えてきましたが、最終的にどちらを買うべきかは、あなたの「PCを使う環境」や「やりたいこと」によって180度変わります。ここでは、電気代やクリエイティブ用途など、生活に密着した視点で結論を出していきます。
- 維持費のリアル:毎月の電気代や部屋の温度にどう影響するかが分かる
- 本当のコスパ:本体価格だけでなく、トータルコストでの勝者が分かる
- ゲーム以外:動画編集や配信をするならどっちが得かが分かる
- 将来性:AIによる高画質化技術で、長く使えるのはどちらかが分かる
消費電力・発熱・静音性の比較ポイント
電気代を抑えたい、静かな部屋でゲームをしたいなら、RX 6600以外の選択肢はありません。
ここがRX 6600の最大の武器です。TDP(熱設計電力)を見てください。
- RX 6600:132W(非常に省エネ)
- Arc A750:225W(ハイエンド並みに電気を食う)
Arc A750は、RX 6600の約1.7倍もの電力を消費します。これは単に電気代が高くなるだけでなく、「発熱がすごい」ことを意味します。熱を逃がすためにファンが高速で回るため、どうしても音がうるさくなりがちです。また、Arc A750を使うなら、電源ユニットも容量の大きいもの(650W以上推奨)に買い替える必要があるかもしれません。
私は静音PCが好きなので、RX 6600の「負荷がかかっても静か」な点は非常に高く評価しています。しかし、この電気代の差をひっくり返すほど、本体価格に魅力があるとしたらどうでしょうか?
価格とコスパで見るRX 6600 vs Intel Arc A750
コストパフォーマンス対決は、「今の電源ユニットをそのまま使えるか」で勝者が決まります。
市場価格(2025年〜2026年時点の目安)を見ると、両者は非常に近い価格帯(約200ドル〜250ドル前後)で競り合っています。純粋な「1ドルあたりの性能」で見れば、性能が高いArc A750の方がコスパが良いと言えます。
しかし、注意が必要です。
- RX 6600:安い電源ユニット(500W程度)でも動くため、トータルコストが安い。
- Arc A750:本体は安くても、電源交換や冷却ファンの追加でお金がかかる可能性がある。
もしあなたが既に十分な容量の電源を持っているなら、Arc A750は「バーゲンセール」のような安さで高い性能が手に入ります。でも、PC全体を安く組みたいならRX 6600が正解です。
さて、ここまではゲームの話ばかりしてきましたが、もしあなたが「YouTuberになりたい」「ゲーム配信をしたい」と思っているなら、話は急変します。
動画編集・配信などクリエイティブ用途での違い
動画編集や配信を考えているなら、Intel Arc A750が圧倒的に有利です。クリエイターならこちらを選びましょう。
Intelには、動画を処理する強力な機能「メディアエンジン」が搭載されています。特に注目なのが、次世代の動画規格「AV1」のハードウェアエンコードに完全対応している点です。
- Arc A750:動画の書き出しが速く、配信画質も非常に綺麗。DaVinci Resolveなどの編集ソフトとも相性が良い。
- RX 6600:一般的な編集はできるが、エンコード速度や最新機能への対応ではIntelに劣る。
私が動画編集をする際も、Intel製GPUの書き出し速度の速さにはいつも助けられています。「ゲームもするけど、動画も作りたい」という欲張りなニーズには、Arc A750が完璧に応えてくれます。
ただ、重いゲームや編集作業をする際、GPUの力だけでは足りないことがあります。そんな時に助けてくれる「魔法の技術」についても知っておく必要があります。
FSR・XeSSなどアップスケーリング技術の対応状況
画質を落とさずに動作を軽くする技術は、Intelの「XeSS」の方が画質面で少し優秀だと感じます。
両社とも、AIやアルゴリズムを使って「低い解像度の映像を綺麗に引き伸ばす」技術を持っています。
- AMD FSR:対応ゲームが非常に多く、どんなグラボでも使える汎用性が魅力。
- Intel XeSS:専用のAIコアを使うため、FSRよりも映像のボヤけが少なく、クッキリ見えることが多い。
レビューサイトなどでも「XeSSの方がFSRより見栄えが良い」という意見が多く見られます。Arc A750を使えば、この高品質なXeSSをフルに活用できます。もちろん、Arc A750でFSRを使うことも可能です。
ここまで専門的な話をたくさんしてきましたが、「結局、私にはどっちが合うの?」と迷ってしまった方もいるかもしれません。最後に、中学生でも分かるように超シンプルにまとめます。
初心者でも分かるRX 6600とArc A750の選び方

いろいろと比較してきましたが、選び方は実はとってもシンプルです。あなたの性格に合わせて選んでみましょう。
★ RX 6600(AMD)がおすすめな人
- 「失敗したくない!」慎重派なあなた
トラブルが少なくて、買ってきたらすぐに快適に遊べます。 - 「お小遣いを守りたい!」節約家なあなた
電気代があまりかからないので、親に怒られる心配も減ります。 - フルHDのモニターで遊ぶあなた
普通のテレビやモニターなら、これで十分すぎる性能です。
★ Arc A750(Intel)がおすすめな人
- 「新しいもの大好き!」挑戦者なあなた
最新の技術がいっぱいで、設定をいじるのが楽しいです。 - 「動画も作りたい!」クリエイターなあなた
ゲーム実況の動画を作ったり、配信するならこっちが断然便利です。 - 「キラキラさせたい!」映像重視なあなた
レイトレーシングという機能で、光の反射が超リアルになります。
どちらを選んでも、最新のゲームを十分に楽しめる素晴らしいグラフィックボードです。あなたのPCライフが最高のものになるよう、自分に合った一枚を選んでくださいね!
RX 6600 vs Intel Arc A750 徹底比較 総括
この記事で解説した、両者の決定的な違いと選び方のポイントをまとめます。
- 安定性と省エネなら「RX 6600」
ドライバが成熟しており、トラブルの心配が極めて少ないのが最大のメリットです。消費電力が低いため、電源ユニットを買い替える必要がなく、フルHDゲームを堅実に楽しみたい初心者やコスト重視の方に最適です。 - 性能と多機能さなら「Intel Arc A750」
メモリ帯域幅が広く、WQHD解像度やレイトレーシング環境でRX 6600を上回るパフォーマンスを発揮します。さらに、AV1エンコード対応で動画編集や配信に強く、クリエイティブな用途も視野に入れている方に推奨されます。 - 最終的な選び方
「ゲームだけを快適に、電気代を気にせず遊びたい」ならRX 6600。「将来的な高画質プレイや動画制作にも挑戦したい」ならArc A750を選べば間違いありません。
どちらも現在のミドルレンジ帯において非常にコストパフォーマンスの高い製品です。ご自身の環境と優先順位に合わせて、最高の一枚を選んでください。
