雑事に追われる毎日、どうすれば家事にかかる時間を短縮できるかいろいろと考え実践してきました。試行錯誤の上、ようやく行きついたのは、料理にかける時間の短縮でした。
掃除や洗濯を手早くしてもそれほど時間は短縮できません。せいぜい5分や10分の違いです。ところが、料理は工夫次第で大幅な時短ができました!私が見つけた超楽ちん且つ大幅な時短可能な方法は、下準備を二段階に分けて行う方法です!
その下準備も、前日の料理のついで作業でできたり、隙間時間でできてしまうのでとってもお手軽です。この方法に変えてから、毎日の生活にゆとりも生まれました。
私流の料理を簡単にする二段階下準備法と、実際に忙しい日に作るお得意メニューの中から3つをご紹介します。知っていて損はないと思いますよ!ぜひお試しください。
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簡単料理術①野菜の切り置き保存
私は買ってきた野菜を丸まま使わない時は、残りを使いやすい大きさに切って密閉できる保存袋に入れて冷蔵保存します。
その時に、冷蔵庫にある材料を見ながら、翌日、翌々日の献立もだいたい考えておくと、切り方や大きさもそれに合わせて切ることができます。これは下準備のさらに前の段階の準備。
切って保存した野菜は、メイン料理の合わせに使ったり、サラダやスープに使ったりオールマイティに使えるのでとても便利ですよ。
ただし、野菜の保存の仕方には少しコツが必要です。正しい切り方と保存法をマスターしてください。そうすることで、3~4日は鮮度を保つことができます。
<切り方のポイント>
・よく切れる包丁で切る
・大きめにカットする
・水分をしっかりきる
野菜は、切断面が空気に触れると、そこから傷み始めます。なるべく切断面が小さくなるよう、切れ味のよい包丁で切ったり、大きめに切ったりします。また、野菜は余分な水分が付いていると傷みやすくなります。ペーパータオルなどでしっかり水を取り除いてから保存します。
<保存のポイント>
・密閉ができる保存袋か、野菜保存袋に入れる。
・野菜室ではなく冷蔵室に入れる
空気や水分から守るためにも密閉状態にすることが大切です。またより温度の低い冷蔵室に入れる方が、野菜室に入れるより鮮度を保つことができます。
簡単料理術②解凍と漬け込みを同時に行う
肉や魚料理をする時は、朝や出かける前に全ての材料とタレをビニール袋に入れて、冷蔵庫に入れておきます。袋を二重にしておくと、汁がこぼれても安心です。冷蔵庫で寝かせることで、しっかり魚や肉にタレがしみ込みます。
冷凍肉を使う場合でも、冷凍したままの肉を入れ、涼しい場所で自然解凍させます。わざわざ解凍して漬け込むより、漬け汁の中に入れて解凍する方が旨みが逃げないのでよりおいしく仕上がります。
また、ここで切り置き保存している野菜を使うと、数分で全ての作業を終えることができます。
時短レシピ①牛肉と野菜の炒めもの
<材料>
・牛肉の薄切り
※なければ薄く切ったどんな肉でも代用できます。
・野菜(切り置き保存しているもの)
・焼肉のタレ
※焼肉のタレがない場合のソース
オイスターソース(大さじ1)
醤油(大さじ1)
ごま油(大さじ1)
砂糖(小さじ1)
酢(小さじ1)
塩(小さじ1/2)
<作り方>
(下準備)
全ての材料と焼肉のタレをビニール袋に入れます。分量は各ご家庭の人数に合わせてください。焼肉のタレがない場合は、オイスターソースをベースにした調味料で合わせてください。そして袋の外側からよく揉んで中の空気を抜いて冷蔵庫に保存します。
(仕上げ)
フライパンで炒めて出来上がり。
時短レシピ②手羽先のオーブン焼き
<材料>
・手羽先(400g)
・塩(小さじ1)
・ニンニク(すりおろす)(1かけ)
・サラダ油(大さじ1)
<作り方>
(下準備)
全ての材料をビニール袋に入れてよく揉み、空気を抜いて冷蔵庫で保存します。
(仕上げ)
250℃のオーブンで約20~25分、皮に焦げ色がついてカリカリになるまで焼きます。
時短レシピ③魚の味噌漬け
<材料>
・サワラ、ブリなどの切り身(400g)
※なければどんな肉でも代用できます。
・味噌(100g)
・酒(100cc)(1かけ)
・サラダ油(大さじ2)
<作り方>
(下準備)
全ての材料をビニール袋に入れてよく揉み、空気を抜いて冷蔵庫で保存します。
(仕上げ)
表面についた味噌を手でざっと取り除き、油をひいたフライパンで弱火で蒸し焼きにします。
※残った味噌は冷凍保存すると、何度でも漬けることができます。また野菜炒めの調味料としても使えます。
家事は楽しく簡単に!
急な用事やお友達とのランチから夕方遅くに帰ってきても慌てることはありません。出掛ける前に下準備していた袋を冷蔵庫から取り出しそのまま料理するだけ!
あとは、切り置き保存している野菜を使って簡単なサラダやスープを加えれば、はい出来上がり!家族の誰も、あなたが手抜きをしたなんて思いもしないでしょう。
大変で単調な家事に費やす時間が少しでも短縮できれば、その空いた時間で気持ちをリフレッシュすることができ、それが明日への活力にもなります。
特別な日は特別手をかけた料理を。忙しい日は忙しい日専用の時短メニューを。ちょっとした工夫が、毎日の予定と体調に合わせたスマートな家事に早変わりします。