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きくらげに栄養があるの? 料理が面倒くさいのが理由で食卓に上らないのはもったいないですよ。意外や意外あのペラペラの黒いヤツにはすごい栄養効果があったのです。

だいたいキノコの形していませんよね、「きのこの山」にあんなのが入っていたらクレームものですよ。キノコの種類の中でも存在感があまりないイメージでしたら「僕はココ!!」という力強い声を聴いてください。

タンメンなどにチョコっと見かけるぐらいのきくらげの味はどんなんだっけ?
「お店で食べたことがあるかな」以外見たことない人は必見です。わりと簡単に料理に出来ますので、乾燥食材として買い置きしておけばピンチを救ってくれますよ。

「木耳
と書いて きくらげ!

自然のきくらげは立ち枯れた木から直接ペラペラと発生します。まるで木の耳のような姿から「木耳」とかきます。黒い色の木耳は公園や街路樹でも見かけることがあります。

少し種類がありますので、紹介します。
あら毛木耳・・・・ビロード状に小さい毛があり、食用になります。
白木耳・・・・・・名前のとおり白く半透明、デザートとして食べられます。
花びらニカワタケ・薄茶色の半透明でカーネーションのように成長し食用になります。

一般に市販されているものはツルッとした黒い木耳で、生のものと乾燥品があります。
乾燥品は中国産が多く見かけられますので、農薬が気になる方は確認して購入してください。

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見くびってもらっちゃいけないよ! ペラペラの底力!

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キノコのほとんどにビタミンDが含まれており、骨の形成を促し骨粗しょう症の予防に効果があり免疫力を高めガン予防にもなります。木耳においてはカルシウム含有量がキノコ類で一番ですので、成長期のお子さんには食べて欲しいですね。

また不溶性の食物繊維や植物性のコラーゲンをたっぷり含まれていますから、女性の味方でもあります。
不溶性食物繊維がお腹の中で膨らみ、体に有害な物質を吸着し体外に排出するのを助ける作用がありますので便秘の予防と改善が期待できます。

鉄、カリウムは貧血高血圧の予防になり中国では昔から不老長寿の妙薬として珍重されてきました。
その他にマグネシウム ビタミンE ビタミンB群を豊富に含み、疲労回復 老化防止に効果あります。

今日から料理に木耳参加!

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生の木耳は購入したらサッと洗って、「石づき」という堅い部分をちぎってそのまま加熱して食べられます。味はないのですが、中華料理には欠かせない食感を味わう名わき役です。
自己の味を主張しない分、どんな料理にも参加することができます。
炒め物、スープ、酢の物、和え物、和食もOKですので乾燥品を常備しておけば家族の健康間違いなしですよ!

お弁当にもピッタリ! 木耳の一品料理を紹介します。 
甘辛炒めきんぴら風
<用意するもの>
木耳12g
唐辛子1本
いりごま 小さじ1
ごま油 小さじ1
醬油 大さじ1/2
砂糖 大さじ1/2
酒 大さじ1/2
水  100cc
<作り方>
1.木耳の石づきを取り、食べやすい大きさに切ります。
2.鍋にごま油と半分に切った唐辛子をいれて熱します。木耳を加えて炒めます。
3.調味料を入れて2~3分炒め、唐辛子を取り出して水を入れて汁けがなくなるまで煮ます。
4.ごまをふりかけてできあがり 

鶏肉と一緒に木耳も食べちゃおう!  次に御飯が進むおかずを紹介します。
木耳の五目炒め
<用意するもの>
木耳4g
人参1/4本千切り
卵1個
鶏むね肉 50g
枝豆むき身 100g
ごま油 小さじ2
中華味の素 小さじ2
<作り方>
1.きくらげは食べやすい大きさに切る
2.鶏肉は一口大に切り塩コショー、片栗粉をまぶす
3.ごま油をフライパンにひき、鶏むね肉 人参 木耳 枝豆の順に炒める
4.中華味の素を加え、水をさして軽く火を通す
5.溶き卵を入れて軽く炒めて出来上がり

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成長期のお子さんにピッタリのおかずを作ってあげてくださいね。見かけによらず栄養価は高いけど、カロリーは低い(ゼロ)のいいヤツでしょう! 生ならそのまま使えるし乾燥なら長期間保存できますね。乾燥品を戻すときはぬるま湯につけると早いですよ。

「木の耳なんだよ。」とお子さんと会話しながらの食事をたのしみ、しっかりお子さんの成長と自分の美容に役立てましょう! キノコはがん予防にも役立ちますから是非常食してほしい食材です。

1年中栽培物が出回っていますが、特に秋はキノコの季節とあり生の木耳が手に入りやすいです。野菜が高いこの時期こそキノコを積極的に食べて新しい発見につながると得した気分ですよ。