10-10-1
キノコの旬である秋をむかえ、店頭には舞茸 椎茸 エリンギ なめこ えのきだけ 
ぶなしめじ マッシュルームと種類豊富に並んでいますね。中でも舞茸は積極的に取り入れて欲しいおすすめキノコNO.1です。

もうすぐ寒い季節、冬支度は順調に進んでいますか? 実りの秋は動物たちにとっては寒い冬を乗り越える大切な準備期間です。
冬眠する動物は体内に栄養をため込むために食欲旺盛に、犬など毛におおわれている動物は冬毛が生えてきます。

では我々人間はどうでしょう? 衣替えをして暖房器具を引っ張り出して体の外側から対策をしますが、内側の体内の事もお忘れなく。食欲の秋は寒さに備える秋でもあるのです。
 

スポンサーリンク

舞踊るキノコ? 舞茸?!

舞茸の名前の由来は花が咲いたように大きく成長したキノコを発見した時に嬉しさのあまり舞踊ってしまうことから「舞茸」と言われています。

キノコ取名人は立ち枯れたブナの木を目指してヤブをかきわけ、根元まで行ってみると直径30cmにもなる舞茸の株をいくつも見つけると言います。さぞかし大喜びで舞い上がってしまうのでしょうね。用意したカゴやリュックに入りきれないほどという話も聞きますので、「やったー! 大物ゲット!」と飛び上がってしまう様子が目に浮かびます。

舞茸の形はヘラのようにピロッと出た傘が、幾重にも重なりまるで花束のようです。
束の根元はしっかりしているのでボリュームがあり食べごたえもあります。しかも間違いなく美味しいキノコです。

おすすめNO.1 そのワケは・・・

10-10-2
ほとんどのキノコはノンカロリーのヘルシー食品、生活習慣病やダイエット がん抑制効果があります。もちろん舞茸にも、カリウム、亜鉛、ビタミンD、ナイアシン、食物繊維、βグルカンなどの栄養素が豊富です。

中でも「MD-フラクション」と呼ばれる舞茸特有のβグルカンは免疫機能を調整・強化しますので、冬に向かう秋に食事で摂り入れることにより体の冬支度となります。
舞茸を食べて免疫力を高めることは、冬場は風邪をひきにくくし春先には花粉症対策にもなります。

抗がん剤治療の際に、舞茸を併用することで制がん効果が高まり副作用を抑制してくれることが明らかになっています。

舞茸の薬効果を残さずに!

MD-フラクションは水溶性のため、加熱して出てきた汁も捨ててはいけません。野菜と炒めた時に出る水分の中に大切な薬効果があります。
汁物にすることで舞茸の栄養を残さずいただくことができますが、黒い色の汁は敬遠されがちです。その汁を美味しくいただく方法があるのです!

「芋煮会」を聞いたことがありますか? 山形出身者はこの言葉でワクワクするそうです。 河原でバーベキューをするかのように野外で「芋煮会」をグループで楽しんだり、大鍋とクレーンで芋煮を作ったり、店頭には「芋煮セット」なるものがあるとか!?
秋に旬の里いもと免疫効果のある長ネギや舞茸を使ってみんなで楽しむ「芋煮会」は素晴らしい文化といえますね。

山形の芋煮を紹介します。

<用意する食材>
里いも 200g・・・・皮をむいて下ゆでしておきます。 
山形牛 100g・・・・切り落としOK
こんにゃく 1/2袋・・鍋にちぎりながら入れます。
舞茸   1パック・・・ほぐしておきます。 
長ねぎ  1本・・・・斜め切りにしておきます。
ごぼう  1/2本・・・ささがきにしておきます。 
醬油 砂糖 酒 ・・・お好みです。

<作り方>
1. 鍋に水を入れ下茹でした里芋とごぼうを入れて沸騰したらアクを取り除きます。
2. 次にこんにゃく 舞茸 牛肉を入れて里いもが柔らかくなるまで煮ます。
3. 砂糖 酒 醬油で味つけをします。
4. 味が整ったら最後に長ねぎを入れてできあがり。
ご紹介したのは標準的(?)な作り方ですが、色々な方法があり鍋奉行が登場する料理と言えます。わざと残した汁に玉うどんを入れて二度楽しむこともできますよ!

秋におススメNO.1きのこは舞茸ですが、すべてのきのこはノンカロリーです。さまざまな種類のキノコで「きのこ鍋」にして食べても食欲旺盛な方は安心ですね。その時舞茸は必須材料であることをお忘れなく!

人間も地球上の生物の一員として冬支度をしましょう! MD-フラクションの存在は神様から人間への秋のプレゼントと言えます。
「芋煮会」はこれから寒い冬を迎える準備を心身ともに満たす効果が期待できます。ですから収穫の秋に食欲の秋をみんなで楽しむことは、理にかなっているのですね。

市販の舞茸には原木栽培とおがくず栽培があります。根本が丸い容器の跡があるのがおがくず栽培です。原木栽培のほうがより自然に近いと言えますが、栄養価にちがいはありませんのでご安心を。