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気がつけば溜まっている保冷剤、私も実家に帰るたびに食品を持って帰らせてもらうのですが、その時に一緒に入れてもらう保冷剤が気がつけば袋いっぱいになっています。ほかにもケーキ箱の端っこに入っていたり、特に夏場はもらう機会が増えます。

溜まった保冷剤、捨てるのはもったいない!でも使い道が・・・なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでここでは、溜まった保冷剤の活用法をご紹介していこうと思います。

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簡単に作れる消臭

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保冷剤の多くは、水と吸水性ポリマーという化学製品を配合したもので作られています。

また、吸水性ポリマーは市販の消臭、芳香剤にも使われています。
吸水性ポリマーが水を吸収するとジェル状になるのですが、ジェル状になった吸水性ポリマーには表面に小さなデコボコができます。その
くぼみが匂いを吸い寄せ、取り込んでくれるそうです。
それを利用して、自宅で簡単に消臭剤が作れます。

準備するもの
・保冷剤(解凍済みのもの)2個
・容器(消臭剤を入れるもの)
・竹串や割り箸
・香り玉やアロマオイル(お好みで)
・絵の具やビー玉や貝殻など飾り(お好みで)

作り方
1. 保冷剤の中身を容器に入れる
2. 絵の具を少量入れ、竹串や割り箸で混ぜる
3. ビー玉や貝殻などで飾り付ける
4. 芳香剤にしたい場合は香り玉を入れたり、アロマオイルを数滴垂らす

以上です。

とても簡単に消臭剤が作れます。あとは、臭いが気になるところへ置いておくだけ。

よく目につくところへ置く場合は、容器や飾りにこだわるとオリジナルの消臭剤ができるので、とても可愛くインテリアにもなります。

私は人目につかないところにそっと置いておくために作ったので、2.3の絵の具での色付けも飾り付も飛ばし、保冷剤を容器に入れ、アロマオイルを数滴たらして床の端っこに置いておきましたが、見た目は可愛くないけれどしっかり消臭してくれていたと思います。

日が経つにつれて吸水性ポリマーの水分が抜けカチカチになってしまうのですが、水を足すとまた水を吸い、ジェル状に戻るので数回は使えると思います。

植物の保水剤に

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ジェル状の吸水ポリマーは水を含んでおりますので、長時間水やりをできないプランターや鉢植えに解凍した保冷剤の中身を入れておくと徐々に土の中に水分が溶けていき、保水剤の役割を果たしてくれます。

吸水ポリマーや微量に含まれる防腐剤なども植物への害はないそうなので、私は帰省等で長期間家を空ける時などプランターに保冷剤をまいて帰ります。帰ってきたあと、プランターに水を与えると残っていた吸水ポリマーが水を吸い再びジェル状になってしまったりしますが、それも徐々になくなっていきます。

土だけではなく、切花を行ける際のオアシスとしても活用できますし、ジェル状になっているので茎が安定して生けやすいようです。その場合は様子を見ながら水を足し、吸水ポリマーが乾いてしまわないように注意が必要です。

温めても使える

保冷剤を40~50℃のお湯で湯せんし、手ぬぐいやガーゼなどで覆うと、じんわりとあたたかいホットパックになります。保冷剤という名前から冷やすことしか思いつかないですが、温めると冬場はカイロの代用品としても使えます。温める際は電子レンジは使えないので必ず湯煎で温めてください。

本来の目的である保冷

最後になりましたが、やはり保冷剤の本来の目的は保冷です。保冷といっても食品を保冷する使い方もありますが、その他、体やペット、機械にもつかえるのではないでしょうか。

夏場の暑い時期に保冷剤を持っているだけで冷たくて気持ちよかったり、毛穴の引き締めに肌に保冷剤を当てたり、ペットの小屋に置けばペットも冷たくて気持ちいいんではないでしょうか。そのほか、熱くなった機械を冷やすのに使ったりと様々な保冷といっても食品を冷やすだけではなく、様々な使い方ができます。

このように実はいろんな使い方ができる保冷剤。溜まってきたから捨てる!ではもったいないですよね。手作りで消臭剤を作ったり、植物の保水剤に使ったりいろいろと活用してみてくださいね。

最後に保冷剤の破棄の仕方ですが、中身を出してしまった保冷剤はトイレや流しから流さないようにしてください。水を吸い途中で固まってしまいますので、必ずゴミ箱に捨て、可燃ごみとして扱ってください。

また一部地域では不燃ごみとして扱っているみたいなのでご自分の地域のルールに従って捨てるようにしてください。ちなみに、消臭剤などで使い乾いて小さくなったものもうっかり流してしまうと水を含んでジェル状に戻るので気をつけてくださいね。