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人間を含める動物にとって食べ物というのは体を作るのに大きなウエイトをしめています。

しかしこれまでの人類の歴史は飢えの歴史で飢えとの闘いでした。
そのため長年の飢えに対応するために人間の体は様々な飢えに対処できるように幾重にも機能が発達しました。
それに対して食べ過ぎに対する機能はインシュリンが血糖をさげることしかありません。

それだけ人類の食べ物の歴史は飢えの歴史でした。
それから戦後、特に高度経済成長以降の経済発展はめざましく
食料品の技術も格段に進歩しました。

世の中には加工食品が急速に出回るようになりました。
それと時を同じくしてガン、糖尿病といった生活習慣病やアトピー性皮膚炎、花粉症といったアレルギー疾患というもの
また免疫疾患、新陳代謝障害など今までに見られなかった症状までが急速に増え始めました。

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現代病は加工食品病?

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添加物などが入った加工食品が出回るようになって60年くらいです。
それに対していわゆる現代病も出始めて60年くらいたち丁度符号します。
逆にいうと食べ物が体に及ぼす影響はかなり大きいということになりますね。

ではなんで加工食品を食べると病気が増えていくのかといいますと「人間がこれまで食べたことがないもの」を食べ始めたからです。つまりこれまでの自然界には存在しないものを食べたからです。

では人工栄養素とは何でしょうか?

この世の中は宇宙の法則に支配されています。その大きな法則の一つに回転運動があります。
宇宙の星雲は渦を巻き、地球の公転、自転、小さなところではDNAすら右巻きに回転運動しています。
これは絶対的な法則です。実は糖やアミノ酸などの栄養素も回転運動をしています。天然アミノ酸は左回転をしています。

この宇宙の絶対法則から外れた食べ物が現代の世の中に数多く出回っている食べ物です。
人工栄養素は回転方向が逆方向にむいているものが分かっています。

たかが回転方向の違いでそんなに違うのかと思うかもしれませんが、宇宙の法則からはずれているものは似ていても全くの別物になります。

そんな食べ物を食べ続けていては免疫は破壊され、自律神経もパニックになることでしょう。

食料の汚染

家畜など高密度で飼育する方法はどうしても伝染病などが発症しやすい状況であるといえます。
そんなことから1996年に厚生省は輸入食品に関する規制でそれまで無検出が原則であった「抗生物質、ホルモン剤等の7つの薬品」を解除しました。

これによって家畜に抗生物質やホルモン剤が大量に投与されるようになりました。
抗生物質を投与した家畜を食べるとその影響は人間にも及びます。
抗生物質をとればとるほど抗生物質が効かなくなります。その上その抗生物質に耐えぬいた菌がより強力になり、その菌に感染すれば医学の力ではどうにもならなくなります。

ホルモン剤は肉質を柔らかくするうえで使われています。
ホルモンは少量で大きな影響を与えます。
最近の子供は発育が早すぎるようになった反面ガンやホルモン疾患の低年齢化も問題になっています。

遺伝子組み換え作物は遺伝子の中に他の生物のDNAの一部を組み込むという自然界ではありえないものです。

これは企業に都合のいい食べ物です。
これにより、恐ろしく日持ちのする野菜、害虫に対して殺虫性のある野菜(虫が食べて死ぬ食べ物を人間が食べて言い訳がありませんよね。)が生まれました。

なにより恐ろしいのは遺伝子システムが破壊され予期せぬことが起こる恐れがあることです。
このことはまだどうなるかが証明されていません。

食料品メーカーは食べ物を売って利益をださなくてはなりません。
匂い、色、形、味全てにおいて良くなくてはなりません。保存料、殺菌剤、着色料、着香料、化学調味料などがこんな問題を解決してくれます。

これらは食品添加物といいます。
添加物で食品をごまかしてくれます。本当は腐らなければならないものが腐らなかったりしています。

問題はこれらは「発がん性」や「難病」、先天的の「奇形」などを生んでいます。
また一度体に入ると70年体から抜けないとも言われています。

これまで人間が生み出した化学物質が5000万種を超えたと言われています。毎年1000種くらいの化学物質が生まれています。

それと共に人間が半病人のような人が街にあふれています。
日本人は特にその傾向が強くなっています。

春になると花粉症でマスクをしている日本人を見て外人は不思議がるそうです。
日本には綺麗で味の良い食べ物がたくさんあります。
逆にいうと化学物質まみれということです。

中国のことを言える立場ではないかもしれません。

正直この生活をやめることは現代社会では難しいことかもしれません。
その代償が今大きく出始めてきています。これはほんの始まりにすぎません。近い将来もっとひどい状態になることは明らかです。

そのときは医学はほぼ無力でしょう。

唯一の対応策は?

現代において唯一の策といえばなるべく手作りしたものを食べることしか対応策がありません。最近の種産業はアメリカが牛耳っていて本当に自然に近いものを探すほうが難しくなってきましたがそれでも手間暇かけて作るものがやはり私たちのエネルギーを支えるものだと思います。

めんどくさがらず手間暇をかけましょうね。